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まんが王国とっとり建国 「まんが博」に「まんが図書館」

「鬼太郎」や「コナン」のふるさと

鳥取県が「まんが王国」を標ぼうしている。2012年を建国年として記念事業を展開。夏からは「国際まんが博」と第13回「国際マンガサミット鳥取大会」を開く。

鳥取県は、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんや「遥かな町へ」の谷口ジローさん、「名探偵コナン」の青山剛昌さんら著名な漫画家を多く輩出している。また、境港市の水木しげるロード・記念館、北栄町の青山剛昌ふるさと館・コナン通りなど、出身地の市や町では地元の活性化や観光客誘致にマンガが一役買っている。

「まんが王国とっとり」は、マンガによる地域振興を全県規模で進めることを目指した。すでに4月3日からは「名探偵コナン」のラッピング車両が運行を開始。JR山陰線鳥取―米子間に1日4、5往復し、まんが王国とっとりをアピールする。

コナン列車

4月3日の”コナン列車”出発式で
乗客を迎える平井伸治・鳥取県知事

国際まんが博は8月から11月にかけて県東部、中部、西部を巡回する。立体マンガの迷路、原画展示、漫画家トークショーなどを実施。巡回展以外にも会場を設け、「期間中は県内のどこかで国際まんが博をやっている」(県文化観光局)。コスプレ大会やアニカルまつりなど関連イベントも連動させる計画だ。

国際マンガサミットは11月7―10日に米子コンベンションセンターで開く。国内のほか、韓国や香港などの漫画家約400人の参加が見込まれ、トークショーやマンガ教室なども実施する。

三朝温泉にはまんが1千冊

三朝温泉中心部の陣所の館2階に今年2月「まんが図書館」がオープンした。鳥取県出身の作家の作品や、県内が舞台の作品など約1千冊のマンガを所蔵する。温泉街を散策する観光客や湯治滞在客にも好評だ。

図書館は、県が標ぼうする「まんが王国とっとり」に連動し、温泉街の活性化につなげようと旅館協同組合青年部が企画、開設した。

「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる水木しげるさんや「名探偵コナン」の青山剛昌さんら、県出身の作家の作品をはじめ、地元に寄贈を呼びかけるなどして約1千冊をそろえた。

入館は無料。月―土は10時30分から21時30分、日祝日は15時30分から21時30分に利用できる。木曜休み。

まんが図書館

県出身作家の作品などがズラリ

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