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古事記や縁結びテーマに周遊バス JTB日本の旬はガイドツアー

テーマで島根を巡る 2次交通としても

島根県では、古事記や縁結びなどをテーマに、同県ならではの観光スポットを巡る周遊バスを充実させている。2次交通対策も兼ね、旅行者に利用を勧める。

「神々の国しまね パワースポットバス~開運・縁結びの旅」は、須佐神社や稲佐の浜、出雲大社、八重垣神社など縁結びやパワースポットを巡る。所要時間は約9時間。料金は2500円。縁結びスイーツや出雲大社散策マップ付き。4月1日―7月20日までの土日祝日に運行し、7月21日―12月27日は火水土日祝日の運行となる。

「出雲神話ガイドと行く!古代出雲謎解きツアーバス(仮称)」は、古代出雲の至宝を巡り、出雲神話のルーツを探す周遊バスだ。古代出雲歴史博物館・神話博しまねや出雲弥生の森博物館・西谷墳墓群、荒神谷博物館・銅剣・銅鐸・銅矛出土地などを回る。所要時間は約4時間。料金は2千円。運行は7月21日―12月24日の土日祝日。

「ゲゲゲのふるさとバス(仮称)」は、清水寺や足立美術館、由志園など山陰有数の庭園と松江城、水木しげるロード、ゲゲゲの女房のふるさと・安来市大塚町を約8時間かけて周遊する。料金は1900円。鬼太郎下敷きや高麗人参茶の特典も。運行は7月24日―12月24日の土日祝日。

「松江・境港直行バス」は、松江と境港を約40分で結び、水の都と妖怪のまちの二大観光スポットを楽しんでもらおうというもの。料金は1千円。12月まで毎日運行する。

「ヤマタノオロチ伝承バス―悠久の時を経て甦るオロチ退治伝説の旅へ」は、ヤマタノオロチ神話の舞台を巡る。八岐大蛇公園や印瀬の壷神、須我神社などを回る。約6時間。料金は弁当代を含み大人3千円。4―11月の第2、第4土曜(神話博しまね期間中は毎週土日祝日に運行)。

このほか島根県旅客自動車協会が認定した観光ガイドドライバーと行く神話博しまね定時観光タクシーもある。

出雲大社や八重垣神社をガイドとともに

話題豊富な山陰は業界も注目だ。JTBや名鉄観光サービスのキャンペーンに始まり、秋にはデスティネーションキャンペーンも控える。これらキャンペーンを受け、地元では着地型観光企画など受入態勢の整備が進む。

JTBのキャンペーン「日本の旬 瀬戸内・山陰」は4月1日から始まった。「地恵の回廊」をサブタイトルとし、中国5県の自然・歴史・文化・食などの観光資源をつないで巡る様々な取り組みという意味を込めた。9月30日までの期間中、58万3400人の販売目標人員を掲げている。

山陰エリアでは、エースJTB専用シャトルバスなど2次交通を活用した「旅の過ごし方」を提案。7月から始まる神話博しまねに合わせて鳥取、島根両県の宿泊客を対象にした「神話博号」をはじめ、「山陰周遊だんだん号」などを運行する。7月21日―9月30日の土・日曜日(7月28、29日は除外日)の設定で、神話博号号は乗車運賃が不要。山陰周遊だんだん号は大人・子どもとも500円。

島根では、営業終了後に松江城を貸し切り特別入場で夜景を楽しむ「『松江城』夜間時間外入場」▽ふるさと案内人が紹介する「出雲大社ガイドツアー」▽縁結び娘の案内による「八重垣神社定時ガイドツアー」▽「津和野『夜神楽』鑑賞」▽隠岐ネイチャーガイドが同行、案内する「国賀海岸摩天崖と通天橋ウォーキング」も行われる。

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