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丹波竜の郷で謎に迫る 化石発掘体験も

丹波エリアの近年の大きな話題は、丹波竜の発掘だ。自然と歴史、2つの要素を兼ね備え、地球の神秘を物語る大発見。丹波竜の郷を訪れ、太古の生物の謎に迫る。

丹波竜を知る「ちーたんの館」

丹波竜は2006年、丹波市の篠山川・川代渓谷付近で化石の一部が発見された。その後の調査で約1億1千万年前、中生代白亜紀のティタノサウルス形類の恐竜とわかり、丹波竜と呼ぶように。全身骨格が発掘される可能性が高く、以降発掘調査が進められ、様々な部位の骨が発掘されるなど全容の解明に近づいている。

現場は金網越しに見学可能。近隣の交流施設「元気村かみくげ」には3月19日、化石発掘体験棟などが完成し発掘体験が楽しめる。駐車場はバスも利用できる。

丹波竜発掘現場

発掘現場は金網越しに。
作業の邪魔にならないよう、静かに歴史を感じる

丹波竜化石工房「ちーたんの館」は、丹波竜や発掘調査の概要を伝える資料館。丹波竜の原寸大骨格図を描いたウォールマウントは、発掘調査の進行状況もわかるように化石レプリカが貼り付けられ、そのスケールの大きさが一目でわかる。化石のクリーニングルームでは作業風景がガラス越しに眺められ、発掘現場の再現ゾーンや獣脚類恐竜の頭骨レプリカの展示など、ファンならずとも興味深い展示が充実している。

ちーたんの館

丹波竜の原寸大骨格図を描いたウォールマウントは
その大きさがわかる

開館時間は10―16時。月曜休(祝日の場合は翌日休)。入場料は大人200円、小中学生100円、団体割引あり。

最寄りは、発掘現場がJR下滝駅、化石工房がJR谷川駅か久下村駅。車はいずれも舞鶴若狭道・丹南篠山口ICから15―30分。

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