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「八日目の蝉」旋風 女子旅が小豆島の新たな魅力に

ロケ地やパワースポットめぐり

この春夏、小豆島に吹き荒れた映画「八日目の蝉」旋風。今春公開され、動員100万人を達成した名作は、舞台である小豆島に「女子旅の地」という新たな視点を島に与えてくれた。数々の取り組みが展開されており、好影響はまだまだ続く。

いち早く手がけられたのがロケ地マップ。香川県観光協会が公開前の2月には配布を始めるというスピードで、小豆島での「ヒミツの女子旅」をアピールした。「癒し」の中山千枚田、「神秘」の洞雲山寺のほか、寒霞渓や中山農村歌舞伎舞台などロケ地に、エンジェルロードや笠ヶ瀧寺などパワースポットも絡めて、女子力アップの旅を提案している。

中山千枚田

中山千枚田の風景に
癒しを体感したい

ロケ地では企画や話題が続々。二十四の瞳映画村では11月30日まで、動員100万人を記念して「八日目の蝉―ヒミツの女子旅in小豆島展」を開催中。撮影で使った衣装や写真などを展示し、作品の世界観を伝えている。

「八日目の蝉」展

二十四の瞳映画村で開催中の
「八日目の蝉」展

永作博美さん演じる希和子が働いたそうめん工場は手延べそうめんを製造する「創麺屋」。映画公開後、観光客が増加したそうで、工場見学やそうめん流しなど賑わいをみせているという。また、物語に登場する中山農村歌舞伎舞台を訪れて、実際に歌舞伎を鑑賞するツアーも造成、10月に催行されるなど旅行商品に組み込む動きも見られるようになった。

また、島内では女性の視点で小豆島観光を紹介する「小豆島ガール」も結成。映画公開を機に、サイトで島の魅力を発信しようと、島内の女性たちが立ち上がった。女性が進める「女子旅」は当新たな小豆島観光の可能性を示すか。

「八日目の蝉」は角田光代さんのベストセラー小説。映画は井上真央さんと永作博美さんが主演を務め、小豆島の美しい風景をバックに、切ないヒューマンサスペンスが展開されている。10月28日にはDVDも発売される。

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