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樹氷・氷瀑・氷柱―冬の阿蘇3大氷を楽しむ

雪と氷が織りなす世界に見ごたえ

冬の阿蘇の最大の魅力は、大自然が造り出す真冬の造形美「阿蘇3大氷」だ。南国九州でありながら樹氷や氷瀑、氷柱といった神秘的な景観を楽しむことができる。

冬の阿蘇

雪と氷による神秘的な光景こそが
冬の阿蘇の見どころ

阿蘇を代表する景色といえば草千里。緑豊かな牧歌的な草原というイメージがあるが、冬は一変する。一面は雪と氷で覆われ、木々には標高の高い場所でしか見ることのできない樹氷を形づくられる。噴煙をあげる中岳と、雪と氷が織りなす世界は見ごたえがある。

米塚

草千里のほか、米塚も
冬は真っ白に染まる

仙酔峡はミヤマキリシマの生息地として知られ、春になると多くの人がその景観を見に訪れる。阿蘇の大噴火で流れ出た溶岩でできた峡谷は「仙人も酔うほど美しい峡谷」が名前の由来。

しかし、冬期になり寒さが厳しくなってくると、流れ落ちる水が凍りつき、氷柱になる。滝つぼに至るまで氷つき、滝の裏側からの景色もぜひ見てみたい。

冬の阿蘇の代表的な観光スポットが古閑の滝。落差80メートルの男滝と落差100メートルの女滝の2つがあり、寒さと北風によって全面氷結した光景には圧倒される。夜にはライトアップも行われる。

古閑の滝

2つの滝が造り出す景観に圧倒。
古閑の滝は見逃せない

この「阿蘇3大氷」を楽しむには、内牧温泉内にある23の宿に宿泊した人が利用できる「阿蘇カルデラツアー」がおすすめ。春夏秋冬の4シーズンに分けて企画し、専門ガイドが同行するというものだが、冬期の1月上旬から2月下旬までは毎日、「絶景 3大氷!!」を実施する。その日の3大氷のベストスポットを約2時間かけてガイドが案内してくれる。

各宿からの送迎もあり、料金は大人2千円、小学生以下は無料。ツアー前日までの申し込みが必要。募集人員は毎日16人まで。ただしツアーは自然が対象であるため、3カ所とも凍っていない場合は草千里を案内することになっている。

ツアーについての問い合わせは、阿蘇インフォメーションセンター 電話0967―32―1960へ。

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