観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

阿蘇市観光協会おすすめの阿蘇グルメを味わおう!(1)

あか牛、馬刺し、だご汁

熊本県阿蘇市内にある豊富な食事処のなかから今回、阿蘇市観光協会が勧める「阿蘇市内で2千円で食べることのできるグルメ」(一部例外あり)を紹介したい。

条件として(1)全国の旅行会社の取扱いができる施設であること(2)メニューを2千円で統一すること(3)収容が15人以上であること―として11店舗を取り上げた。

紹介するお店はいずれも「あか牛」「だご汁」「野菜」など熊本・阿蘇の特産をふんだんに使った料理が味わえるところばかり。こじんまりとしたところや大人数が入れるところなど、利用客に応じて使い分けることのできる施設の魅力をお伝えしたい。

はな阿蘇美「阿蘇赤牛ハヤシライスと農村バイキング」

▽メニュー=阿蘇赤牛ハヤシライスと農村バイキング▽料金=2000円(団体専用プラン、要予約)▽収容=200人(ホール120席、板の間80人)▽手数料=あり(全旅、大手と契約中)▽営業時間=9時―17時30分、無休▽住所・電話番号=阿蘇市小里781、0967―32―1960

阿蘇特有のトマトと肥後・あか牛の牛脂をふんだんに使って、味わい深いハヤシライスに仕上がっている。32センチ皿にハヤシライスが山盛りで、薄切りの赤牛のカツが乗る迫力の一品だ。見た目はボリューム感いっぱいだが、意外とさっぱりしているので食べやすい。修学旅行生や若者に人気がある。要望があれば小ハヤシライスへの変更も可能。

農村バイキングは阿蘇の食材を使ったメニュー50種類を用意。デザートも豊富でデザートバイキングの感覚で味わうのもいい。

はな阿蘇美

意外とさっぱり

阿蘇乃やまぼうし「阿蘇田楽膳」

▽メニュー=阿蘇田楽膳▽料金=2000円▽収容=100人(板の間・一部掘りごたつ席あり)▽手数料=あり(旅行会社との契約はなく、前振込か現金払い)▽営業時間=11―16時、水曜定休▽住所・電話番号=阿蘇市湯浦718―1、0967―24―6707

古民家を改装した店内は座席ごとに囲炉裏があり、店の表と裏に小川が流れ、落ち着いた農村の佇まいになっている。

食材のほとんどが自家製で、野菜や米、あか牛すべてが自家の畑や牧場で育てたものを提供。特に、米は店の前にある田んぼでとれたものを保管しており、釜炊きして出してくれる。とにかくごはんがおいしい。阿蘇田楽膳はあげ、野菜、活やまめ、もち、だんご汁が出る。田楽は囲炉裏で焼きながらいただく。

店内に女将が好むジャズが流れるのも特徴だ。

阿蘇乃やまぼうし

囲炉裏で田楽を焼く

農家レストラン田子山「赤牛焼肉膳」

▽メニュー=赤牛焼肉膳▽料金=3000円から▽収容=44人(ホール席)▽手数料=なし(基本的には出さないが相談可)▽営業時間=11―15時、水曜定休▽住所・電話番号=阿蘇市三久保285、0967―32―5070

あか牛の一番脂が乗った部分を使った焼肉と野菜のセット。あか牛独特の味を楽しむため、脂の部位はポン酢、赤身は岩塩や酢醤油でいただくのがお勧めだ。特に三角バラは酢醤油が最も味わい深く食することができる。

店で出す野菜、あか牛、米のほとんどは自家製。あか牛の水田放牧を初めて行い、あか牛は特に自信をもって提供している。地元客がお客をもてなす際に利用することが多いという。

旅行会社の利用もあるが、レンタカーで来た個人の飛び込み客の利用が大半を占めるそうだ。内牧温泉街のはずれに立地している。

農家レストラン田子山

あか牛や野菜は自家製

阿蘇山上茶店「阿蘇晴定食」

▽メニュー=阿蘇晴定食▽料金=2000円▽収容=150人▽手数料=あり▽営業時間=9―17時、無休▽住所・電話番号=阿蘇市黒川808―5、0967―34―0833

阿蘇晴(あそばれ)定食は牛のさがり、肥後牛、天草大王といった熊本を代表する肉の3種盛の陶板焼きを焼肉のタレ、ポン酢でいただく。だご汁、野菜の炊き合わせ、馬肉の煮込み、高菜飯、小鉢がついてくる。

ロープウエイの乗り場がある建物内にあるが、ロープウエイができる前から営業していることから、売店・レストランの総称で阿蘇山上茶店と呼ぶのだそうだ。レストラン「りんどう」は2階に。

1階で販売されている、黒ゴマを火山灰に見立てた火山灰ソフトクリームは、女性客に好評で、メディアにもよく取り上げられるほど人気だ。

阿蘇山上茶店

馬肉の煮込みなども付く

山頂ドライブイン「山頂定食」

▽メニュー=山頂定食▽料金=2000円(前日夕方までに要予約)▽収容=1000人(座席10人×4室、ジンギスカン専用360席)▽手数料=あり(全旅、大手と契約中)▽営業時間=8―17時、無休▽住所・電話番号=阿蘇郡南阿蘇村大字中松古坊中3845―19、0967―34―0836

溶岩プレートの国産和牛の陶板焼き、てんぷらの盛り合わせ、茶そば、サーモンマリネ、さしみこんにゃく、キムチ、山菜小鉢などがつく山頂定食は、ボリューム感に溢れている。

団体客に最もよく利用されるのが陶板焼きで、個人客にはうどん定食やだんご汁が人気だそうだ。山頂定食は特別メニューで同社自慢の料理を組み合わせて提供している。阿蘇山ロープウエイ乗り場の前に位置しており、火口観光などでは利用しやすい。

山頂ドライブイン

陶板焼きなど多彩な構成

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