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群馬ブームが来る(4) 名湯に泊まる

15/04/17

100を超える温泉地がある群馬県。富岡製糸場と絹遺産群、「花燃ゆ」ゆかりの地をめぐる宿泊先に名湯はいかが。

県内に100超の温泉地

赤城温泉郷(前橋市)=前橋市の奥座敷。市内の群馬県庁昭和庁舎内に設けられた「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」から最も近い温泉がここ。赤城山の南麓、標高700メートルから900メートルに位置するアカギ温泉郷。赤城温泉、忠治温泉、滝沢温泉で構成し、小さな宿が5軒ある。奈良時代の書物に「赤城山に霊泉あり、傷病の禽獣集まる」と紹介されている。新田義貞の入湯も伝えられるなど歴史ある温泉は、今も湯守衆が、その歴史を継承する。

湯宿温泉(みなかみ町)=1200年ほど前の開湯と伝えられる。かつて旧三国街道沿いの温泉として栄え、今は4つの共同浴場と旅館数軒だけの静かで小さな温泉地。初代沼田城主の真田信之が関ヶ原の合戦の疲れを癒すために訪れ、2代目信吉、3代目熊之助、4代目信政も下屋敷として愛湯した。2016年のNHK大河ドラマは待望の「真田丸」。真田家ゆかりの温泉として注目を集めるのは間違いない。

草津温泉(草津町)=4月29日、湯畑に「熱の湯」が建て替えオープンする。「御座之湯(ござのゆ)」の新設、湯路広場の整備など5年をかけた湯畑周辺再開発プロジェクトが完成する。新生「熱の湯」は2階建て。大正ロマン漂う外観に、内部は吹き抜けで、以前にまして開放感が膨らんだ。浴槽の広さなどは従前のままだが定員は旧館より50人多い300人。

熱の湯

「熱の湯」パース

「湯もみと踊りショー」の料金は大人600円、小学生300円。1回あたり約30分のプログラムで、毎日9時30分から午前3回午後3回行う。湯もみ体験だけのプログラムもある。

5月2、3、9、10日はオープニングイベントがある。

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