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インスタに載せたい-新潟旬の風景 県内だけ走る新幹線に乗って

人の気持ちを動かせる力がある

世界で5億人、日本でも1200万人が利用する写真共有SNS、インスタグラム。投稿写真を生で見たくて、また、特別な写真を投稿させるために、国境をまたいで人を動かしている。体験プラン流行りだけど、旬の風景には、人の気持ちを動かす力がある。

トキ

新潟県のシンボル、トキ。
その大きな羽根を羽ばたかせ、躍動する姿が
新潟観光の雄大さを想起させる

季節、天候、時間に制約されながら、目の前に現れる瞬間を捉えるために、繰り返し新潟に旅に出る人たちがいる。

高田城観桜会

春の高田城観桜会

高浪の池

秋の高浪の池

清津峡

冬の清津峡の雪景色

松之山温泉婿投げ

冬は奇祭として名高い
松之山温泉の「婿投げ」も

もう新潟に来るしかない

15年の観光入込客数を地域別に見ると、北陸新幹線の開業イベントや沿線施設の入込が増加した上越エリア(8.7%増)や、3年に1度の大型イベント「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」の開催、十日町雪まつりが好調だった魚沼エリア(10.0%増)がけん引した。一方、団体客の減少で佐渡は前年割れだったが、北陸新幹線からは遠い下越、中越エリアも入込は堅調だった。

2つの新幹線という大量輸送の動脈が2本に増えて2年目。新潟では第3の新幹線「現美新幹線」が全国的な注目のなか4月にデビューした。走る現代美術館から名称を現美新幹線に。紺を基調に長岡の花火を描いた外観デザインは蜷川実花さんが担当。車内には気鋭のアーティストたちの手による現代アートが展示されている。

この新幹線、なんと新潟県内だけを走る。日本を横断、縦断し、長距離を快適に大量輸送するために生まれた新幹線像すら打ち破る斬新さ。週末を中心に上越新幹線・越後湯沢駅―新潟駅間だけを3往復する。約50分の世界最速の芸術鑑賞の列車旅。車窓を眺める時間はなくても、眺められてかっこよく、目に焼き付いてしまう新幹線の誕生だ。現美新幹線を目撃したければ新潟に来るしかない。

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