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日本一の早咲き梅を愛でる 熱海市

年明け早々梅まつり あたみ桜、海上花火大会へと続く

熱海の新たなランドマークとなる期待を込めて、熱海駅ビル「ラスカ熱海」が建て替えられ、11月25日にグランドオープンした。新・観光地型駅ビルをコンセプトに観光案内所、駅レンタカー、手荷物一時預かり所などのほか、総合土産物店やかまぼこ、干物店、レストランなど36店舗が入る。

玄関口の装いを新たにした熱海市で、1月7日―3月5日まで第73回「熱海梅園梅まつり」が開かれる。会場となる熱海梅園では1万4千坪の敷地に59品種472本の梅が植えられ、約2カ月の期間中、ずっと梅が楽しめる。なかでも半数以上が早咲き種。そのため熱海の梅は「日本一の早咲き」といわれる。

熱海梅園

熱海梅園の梅は年明け早々から開花

熱海梅園は1886年、散策など適度な運動による温泉療養の効果を高める目的で造園・開園した。開園から130年を経て、早春の熱海の名所として、多くの観光客の目を楽しませている。11月中旬―12月上旬にはもみじ祭りも開かれる。

梅まつりの期間中は園内に売店が設けられるほか、週末や祝日には熱海芸妓連の演芸や琴演奏会、ミス熱海撮影会や甘酒無料サービスなど様々なイベントが行われる。

梅園は8時30分―16時の開園。入園料は一般300円で、中学生以下は無料。11人以上の団体は200円。熱海市民と熱海市内の宿泊者は100円。

熱海では桜も早咲きだ。1月21日からは熱海市街の中心部を流れる糸川沿いの遊歩道で「糸川桜まつり」が始まる。熱海港の親水公園から上流200㍍にわたり早咲きの「あたみ桜」が連なる。期間は2月12日まで。「あたみ桜」はインド原産の寒桜の一種で、明治4年ごろイタリア人によって熱海にもたらされた。

期間中の土日祝日には梅まつりと桜まつりの会場を結ぶ無料シャトルバス・タクシーの運行を予定している。

恒例の春季熱海海上花火大会は、今年は2開催日から4開催日へと増やす。3月11日、4月15日、5月13日、6月10日の4日間、熱海港を会場に行われる。時間は20時20分―20時45分。

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