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熱海の早春は梅、桜、花火 年明け早々「梅まつり」

「桜まつり」、海上花火大会へと続く春

熱海観光が復活を遂げている。2014年の宿泊客は3年連続で増加し294万人。08年のリーマンショック以前のレベルまで回復している。外国人観光客の姿も多くみられるようになった。

熱海の早春は梅、桜、花火で楽しむ。第72回「熱海梅園梅まつり」が、熱海市の熱海梅園で1月9日から3月6日まで開催される。1万4千坪の敷地に58品種473本の梅があり早咲き、中咲き、遅咲きがあり、約2カ月の期間中ずっと梅が楽しめる。なかでも半数以上が早咲き種で、そのため熱海の梅は日本一早咲きといわれる。

熱海梅園は1886年、散策など適度な運動によって温泉療養の効果を高める目的で造園・開園した。開園から130年を経て、早春の熱海の名所として、多くの観光客の目を楽しませている。

熱海梅園

熱海梅園の梅は
“日本一早咲き”

祭りの期間中は園内に売店が設けられるほか、週末や祝日には熱海芸妓連の演芸や琴演奏会、ミス熱海撮影会や甘酒無料サービスなど様々なイベントが行われる。気候が温暖な熱海では、梅見は賑やかに楽しむ。

梅園は8時30分―16時の開園。入園料は一般300円で、中学生以下は無料。11人以上の団体は200円。熱海市民と熱海市内の宿泊者は100円。

伊豆で早咲きの桜といえば河津だが、5年ほど前から熱海でも早咲き桜のアピールに力を入れている。1月23日からは熱海市街の中心部を流れる糸川沿いの遊歩道で「糸川桜まつり」が始まる。熱海港の親水公園から上流200㍍にわたり早咲きの「あたみ桜」が連なる。期間は2月14日まで。ライトアップも行う。

「あたみ桜」はインド原産の寒桜の一種で、明治4年ごろイタリア人によって熱海にもたらされた。市内の多くの場所に植栽され、下田の御用邸や伊勢神宮、東宮御所にも献上されている。

期間中の土日祝日には梅まつりと桜まつりの会場を結ぶ無料シャトルバス・タクシーの運行を予定している。

恒例の春季熱海海上花火大会は4月9日と5月14日の両日、熱海港を会場に行われる。時間は20時20分―20時45分。両日とも3千発を打ち上げる。

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