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朝ごはんと地酒で楽しむ秋

“米”が旅の動機になる

新潟の観光関係者が、にいがた観光の魅力として1年を通じて前面に打ち出しているのが「米、酒、魚(肴)の新潟」。なかでも新米の季節、秋はおいしい新潟産コシヒカリを新潟で食べる絶好のシーズンと言える。

松之山温泉

松之山温泉周辺に点在する棚田。
おいしい米を生み出すだけでなく、風景も「うまい」

食べるなら旅館ホテルがいい。おいしい新潟の米をよりおいしく食べてもらおうと、新潟県の旅館ホテルが3年ほど前から「にいがた朝ごはん」を宿泊客に出し続けている。

新潟のおいしいコシヒカリを、その土地の水で炊き、その土地で採れた食材でつくったおかずで食べてもらうのが「にいがた朝ごはん」。県下全域に地元産のうまい米があるからこそ提供する旅館ホテルも全県に及ぶ。この秋は20温泉地・地域の126軒が取り組んでいる。

決めごとは、新潟県内産のコシヒカリを使用することと、各温泉地(地域)が季節ごとに、地域の郷土食などを基本に、共通のおかずを決め、各旅館で提供すること。ただしおかずの調理法や提供の仕方、共通のおかず以外に何を出すかは各旅館に任せることで、オリジナリティを尊重する。

全県での取り組みも4年目を迎え、定番の季節ごはんもできあがった。松之山温泉ではキノコをメインにした「きのこ朝まんま」、鵜の浜温泉は地魚をつかった「メギス天日干しの炙り焼き」、湯沢温泉は地元産根菜やキノコをつかった「秋香る 湯沢のっぺ」など、ネーミングも食欲をそそる。コシヒカリだけではなく、新潟の豊かな食材が季節折々の朝ごはんを可能にしている。

そして旅館を舞台にしたもう1つの食の楽しみが、「にいがた地酒の宿」。米どころ新潟は酒どころでもある。しかも、新潟の造り酒屋はエリア集中型ではなく、約90の酒蔵が県内全域に点在しているのが特徴。おいしいコシヒカリ同様に、おいしい新潟淡麗が県内どこでも飲める。

その、おいしい地酒を地酒と最高に合う料理とセットで提供しているのが「にいがた地酒の宿」。新潟県酒造組合が認定する新潟酒造達人がスタッフにいることなどが条件で、料理人とともに地酒を吟味し、献立を考える。21の温泉地・地域の71の旅館ホテルが「にいがた地酒の宿」として、ゲストを迎えている。

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