観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

「にいがた地酒の宿」誕生 25地域80軒参加

酒蔵と連携し料理も工夫

この春、にいがた朝ごはんに続く新潟の宿の企画として「にいがた地酒の宿」プロジェクトがスタートした。旅館ホテルが地域の酒蔵と連携し、新潟淡麗と呼ばれる新潟の地酒のおいしさを宿泊客に訴えていこうという取り組み。9月からの秋バージョンには県内25の地域の80の宿が参加している。

にいがた地酒の宿の条件は(1)県内産の地酒を提供する(2)県内産の食材を使って、地酒にあった献立やプランを提供する(3)館内に新潟清酒の達人がいること―の3つ。うまい地酒と、地酒にあった季節の料理をセットにして提供している。

プロジェクトの中心になっているのが新潟県旅館ホテル組合。まず新潟淡麗の扱いを深く知るところから始めようと、昨年から県内92の蔵元が加盟する新潟県酒造組合と提携。同酒造組合が2008年から実施している新潟清酒達人検定の受験を旅館ホテルに奨励し、これまでに旅館ホテルの経営者や従業員多数が検定に合格している。「にいがた地酒の宿」では、検定に受かった達人が、酒の扱いだけでなく、ゲストへの対応にも応じている。

地酒にあった献立の研究も進めた。六日町温泉の旅館では辛口の地酒「八海山」と、同じ酒蔵の塩麹で炊き上げた岩魚をセットにしてメニュー化。佐渡市の旅館では、佐渡沖で獲れる「ごまふぐ」の卵巣を2年以上塩蔵して毒を抜いたあと、さらに酒粕に1年以上漬けて仕上げた一品を用意。フレッシュな味わいの地酒「真野鶴」との相性を楽しんでもらう。

にいがた地酒の宿

「八海山」(下)と地酒に合う献立

八海山

新潟 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ