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花観光やジオパーク―早春の伊豆の輝き

温暖な伊豆で季節の喜びを

紅葉から冬へと季節は一直線だが、比較的温暖な伊豆半島では冬の到来は花観光も始まりの季節でもある。

12月、下田の水仙まつりで伊豆半島花のステージは開幕。2月には熱海温泉で梅が見ごろを迎え、河津町や南伊豆町では早咲きで知られる河津桜と菜の花が競演する。3月にかけて伊東温泉は椿まつりで賑わい、西伊豆・松崎町では田植え前の田んぼが春の花でうまる。

この時期、彩り豊かな早春のイベントも多い。稲取温泉の雛のつるし飾りまつり、伊東温泉の大室山の山焼き、熱海温泉では春の海上花火大会が開かれる。

河津桜と菜の花

早咲きで知られている
河津桜と菜の花

彩りづくしなら、澄んだ空気のなかで西伊豆から駿河湾越しに望む夕陽も絶品だ。今年9月、伊豆半島は地質的価値が高いとして全域がジオパークに認定された。火山活動や地殻の変動活動の賜物である個性豊かな景観や温泉が点在し、変化に富んだ海岸線が連なる伊豆半島。ジオをテーマにした商品づくりも始まっている。

黄金崎

西伊豆町・黄金崎の夕映え

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