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武将観光の聖地(1) 名古屋城本丸御殿、来年5月公開

近世城郭御殿の最高傑作が復活

名古屋城本丸御殿がいよいよ2013年5月29日に一般公開される。「武将観光の聖地」の新たな拠点になりそうだ。

本丸御殿は近世城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていたが、1945年の空襲で天守閣とともに消失した。江戸時代の文献や多くの写真、実測図が残っていたため、名古屋市が総事業費150億円をかけて2009年に着工した。

名古屋城

本丸御殿公開で、武将観光の聖地として
さらに輝きが増す名古屋城

書院造の木造平屋建てで延べ面積は3100平方メートル、建築面積は3600平方メートル。玄関、表書院、対面所、上洛殿を復元する。来年5月に公開されるのは、このうち本丸御殿玄関、表書院。全体の公開は18年に予定されている。消失から免れた襖絵、天井板絵は保管され、障壁画は復元模写が進められており、御殿完成の折には狩野派の障壁画も見られる。

現在は、復元工事全体を見渡せる素屋根内部通路の見学や、復元工事について紹介しているコーナーなどがある。

素屋根の見学は月・水・金・土・日曜(火・木が祝日の場合は公開)の9―12時と13―16時など。いずれも無料だが、名古屋城入場料は必要。

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