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姨捨の夜景が眼前に 戸倉上山田温泉でツアー

多くの俳人に詠まれた景観を一望

夕方から夜間、長野自動車道で休憩を取るなら、迷わず姨捨SAを選ぶ。ここからの景色は、用がなくても車を停めて眺める価値がある。

ここの夜景を宿泊客に商品として提供しているのが千曲市観光協会。戸倉上山田温泉発着の「姨捨夜景バスツアー」を催行している。2008年から滞在プランの1つとしてはじめ、通常金・土曜の週2日の催行で、昨年は2千人以上を集客するまでに参加者を伸ばしている。

バスは戸倉上山田温泉の5カ所をまわり20時ごろに出発。JR姨捨駅からは「田毎の月」として知られ、芭蕉や一茶など多くの俳人に詠まれた「姨捨の棚田」を間近に、その向こうには長野市方面が一段と明るい善光寺平の夜景をゆっくりと堪能できる。

姨捨の棚田は文化庁から重要文化的景観に選定されているほか、ここからの夜景は全国の夜景百景に選ばれている。

姨捨の夜景

姨捨の棚田の夜景は
地域が誇る「宝」

鉄道ファンには、姨捨駅で見学する列車のスイッチバックも見逃せない。姨捨駅は「訪ねる価値のある駅」で全国第2位。この付近からの列車の眺めは、日本3大車窓に数えられる。

夜景のあとは老舗味噌蔵の「たかむら」で味噌、醤油、漬物、フルーツジャムなどの試食と買い物を楽しめる。特産品のプレゼントもある。

夜景ツアーにはガイドが同行し、より深く楽しく地域のことを理解する手助けをしてくれる。戸倉上山田温泉への帰着は21時ごろ。

ツアーは、4―11月は金・土曜日の催行、12―3月は土曜日のみの催行。姨捨駅来場記念特別切符や夜景絵はがきが付いて、料金は中学生以上1千円、小学生は500円。最少催行人数は4人。10人以上だと金・土日以外でもツアーを行う。

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